勇猛心と柔軟心について 和尚の一喝 ポッドキャストの教え

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こんにちは!

和尚の一喝2017年10月14日

“痛みを経験した人は強くなれる”についての感想をまとめていきます。

痛みを経験した人は強くなれる

お悩み

人一倍感受性が強く繊細で悩んでいます

【相談者:remiさん/60代/女性】

HSP(Highly Sensitive Person)というのをご存知ですか?
私は子供の頃からこういう気質でずっと
人になかなか理解されず生きてきました。
このことを知ったのは5年くらい前です。

自分と同じような苦しみを持った方々がいると知って
何度か交流会(皆さん若者でしたが)に参加しました。
この歳になって初めて共感できる方々とお会いできてホッとしました。

HSPは人一倍感受性が強く繊細で共感力が強いです。
人混みや騒音、争い事を嫌いその中にいると
極度のストレスを感じ疲れやすく体調が悪くなります。

そのためコミュニケーションがうまく取れず
わがまま、怠け者と誤解されたりもします。

でも自分たちの好きな静かな穏やかな環境の中にいれば、
自分でも気づかなかった才能を発揮できる力も秘めています。

つい最近までこういう気質だということを知らなかった私は親にも理解されず、
自分を責め、ずっと苦しんで遠回りをして生きてきました。

親友と呼べる存在も今は見つかったおらず、人間関係は疲れてしまう。

好きな保育や介護の仕事をしています。

(中略)

私のような気質が、うまく中庸になるにはどのようにしたらよいか教えてください。
よろしくお願いいたします。

大愚和尚のお話

修行の教えで

“勇猛心”と”柔軟心” という心が存在しております。読んで字のごとく。勇み進んで屈しない心、勇猛に進みチャレンジする心との表現。柔軟心は柔らかい心、固定観念にとらわれない自由な考え。

この両方がなければ修行はできない。

裏があれば表がある。男や女、白と黒といったように必ず対を成すものが存在してます。

勇猛心と柔軟心は対を成す意味です。

HSPの方は一般的に敏感であるが、一方、鈍感で特に人の気持ちとかをここまでわからないのか!?と思いたくなるような方も存在します。

人生は両極の間で分類されるでしょう。場合によっては両方を行き来しているでしょう。

投稿者remiさんの場合は

自分は特にHSPとして感受性が強いことがわかっているし、客観的に自分をみれている。

これにより敏感だからの関係性もあればそうではない場合もある。

両方が自然界、宇宙の法則には必要である。

生きていくには雨の日、晴れの日の両方を生きていく。これから生きていくことに積極的に取り組んでいく姿勢は素晴らしい。

余生はHSPを理解し、受け入れて生きながら毎日、修行だと思い、生きていく。

和尚の処方箋

勇猛心と柔軟心を状況に合わせて自分に言い聞かせる!

生活は習慣になっていく。

大学でのエピソードがあり、

サボることが習慣化し、楽しいことだけに溺れ大学時代を過ごしていた。

しかし、自分が腐っていくこと、ダメになっていくことがわかるようになってくる。ダメな生活を続けすぎて、それが、習慣化してしまう。

このままでは良くないと感じている中、友人が空手を始めます。

いつも一緒に遊び、サボっていた友人はひたむきに空手を頑張り、毎日練習を繰り返します。友人の頑張る姿を見て、何が友人を変えたのか?と疑問をもつようになり、今まで真剣に時間を過ごして来ていなかったことが急に恥ずかしくなりました。

このままでよいのか!?という焦りに火がついて、強くなりたいという動機ではなく、このまま腐ってしまわないようにするため空手を始めました。

落ちていく自分を叱るため。

痛いこと、努力も嫌いだけれど、空手を始めた。

きっかけの友人には感謝しており、

勇猛心に対して真剣に向き合うことをしていなかった。空手をして痛みをしることができ、勇猛心を学ぶことができた。と語ります。

和尚の総括

これから勇猛心と柔軟心の中で中庸のバランスをとり、トータルで人間関係をうまくやるというより、人と関わりたいと思うのであれば、remiさんから歩みよるしかない。

道場に飛び込む、苦しみに飛び込むことをしてみる。柔軟心だけでなく、勇猛心を思い出してチャレンジしてみる。

話は道場の話になりますが

痛みを避けて快楽を得るのが人間の本性。

自分から受け入れ、体験すればするほど、その痛みに耐えるためのガードが身につく。

実戦でやられる度に強くなるには実戦しかない。過程では辛く、痛い思いもする。

強くなっていくしかないんです!

人生も同じです。ストレス、心のガードに対して克服していくには、勇猛心と柔軟心で自分からチャレンジしていくと、そこから心の成長が期待できる。

痛ければすぐに引けばよい

弱みを知り痛みに強くなるためのチャレンジを勇猛心と柔軟心を持って人生を豊かにしましょう。

大愚和尚にお話をいただきました。

まとめ

禅語の勇猛心と柔軟心について学ぶことができました。誰もが傷つきたくないので人間関係を希薄にして、自分で殻に閉じこもって心を守ろうとします。
それだけでは心の安定は保たれないので、傷ついてもチャレンジすること。傷つきそうなら引き下がることで豊かな人生を歩めるのではないかと思いました。

以上 ヨシ@でした!

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