MR不要論に対する個人的見解【MRは不要ですが・・・〇〇は必要】

スーツの男性 MR

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2020年7月吉日

コロナの影響で自粛期間(3月ー6月)を終え、外勤を行えるようになったが

依然として状況は落ち着かず、再度、自粛要請や不要論が囁かれることは避けられないことなのかもしれない。

我社、我が地区では外勤が解禁されましたが、病院での訪問はできない先も多く、入院患者に家族が会いにいけないのにMRがズカズカと院内で活動することは何か違うなーと思ってしまっています。

多くの患者を抱える先生方の邪魔にならないように、不要不急の面談は控えつつ、開業医販路での活動をメインに行っている現状です。

MRとしての存在意義とは

7月から放送開始の【わたしの家政婦ナギサさん】というドラマがMRの現状を紹介しており、MRになりたい!!と思ったりする人も増えていくのかな?と楽しみながら観ています。詳しくはここでは割愛させていただきます。興味のある方は観てもらった方が良いと思います。

第一話でMRの仕事の紹介がされており、医薬品卸との連携、会議、訪問、働いているからこそわかる描写の仕方でした。今までしっかりと取り上げられたことが無かったと思うのでなんだかむず痒い気持ちでした(笑)

医療系ドラマでのMRはちょい役でしか出ず、医師と癒着、接待、などでしか描かれていなかったので今回のドラマは働いているイメージがつきやすいのではないかと思いました。

現状としては販売情報提供ガイドラインに沿った活動しかできず、文献は医師からの要望が無いと渡せません。他剤の比較、誹謗中傷はNG!ガイドラインに違反していないかどうかを覆面調査としてモニターと呼ばれるランダムに選ばれる医療従事者(医師、薬剤師)にチェックされます。MRとしては正確に情報提供ができているかが必須となります。

ガイドラインに違反した場合は会社へ連絡が行き、事実の確認、違反した場合は降格も視野に。

その後、反省文を記載。自分を守るのは医師へ話した内容を細かく書いた日報だけになります。

存在意義は自分で決めるものではなく、顧客である医師、薬剤師等、看護師等が決めるものだと思います。しかし、昨今の状況では思うように面談ができず、なおかつこの自粛期間にWEB面談を進めようと、どの会社かわかりませんがWEB関連でのネットワークを進めていくために、医師へMRが必要ですか?というアンケートをとっているということも聞いています。

【MRが来ていないし、10項目ぐらいの内容の8項目ぐらいはネガティブな内容だったとのこと。】

添付文書の内容の通り、資料の隅々まできちんと正確に伝えるだけの仕事だと本当に必要性はないと考える医師も多いのではないかと思っています。

With コロナで変わる働き方

どの企業も同じような境遇で、ズカズカと訪問し、医師や看護師等の邪魔だけはしたくないと思っている今日このごろですが、会社としては売上が必要で、私達も給料をもらわなくてはいけません。

ある会社はWEB面談を使用し、その回数を本社がチェクする。

他の会社は医師にメールを送った内容を本社へも提出しメールの内容に本社から指摘が入ることもあるようです。                     とはいえ、首都圏以外の場所ではまだ会える医師も多く、メールアドレスなど持っていない、使っていない医師も多数おり地域によって働き方が違っているのも現状です。

デジタルを活用し、医療従事者が求めている情報を的確に提供するスキル。もちろんPCスキルは必須であり、ZOOMやskypeでの会議など触っておく必要はあります。年配のMRはこの部分への取り組みが弱く、嫌煙してしまいたくなると思いますが、デジタルを活用できないMRは不要だと思っています。

MRが不要となった世の中について

デジタルを活用できないMRは不要だと述べました。会社の方針、若いヤツはできて当たりまえ、年寄には難しくて無理!いつもどおりの面談でよい!なんて言っている状況ではないと思います。学ぶためのツールは今ではネットで無料で拾えますし、そのままお荷物で良いのですか?と会社から言われてもしかたがないと思います。まずは、できる人に聞いたり、触って体験して学んでいくことが重要だと思います。

オンラインにつながっていく社会。デジタルとリアルの融合は製薬業界にも迫っています。

不要、不要と言ってはいますが、個人的には腹ただしくも思っています。高給取り、働かないけど薬が売れる楽な仕事だと思われていますが。

そこまで高給ではありません!(弊社)

必要か不要かどうかは自分自身の働き方次第で変わってくると思います。

MRが不要になった場合考えられる事として(世の中的な意味も含め)

  • 勉強会で使用する弁当やお茶の消費がへる(無くなる)
  • 講演会会場としてホテルの会議室を利用しなくなる。
  • 講演会演者の旅費、宿泊代など
  • 飲みに行かなくなる
  • 一人ひとりに支給される携帯、PC、車のリースなどが要らなくなる
  • 高速を走らなくなるの
  • 転勤に伴い引っ越し業者、家具の購入がへる
  • 高い税金を収められる人がへる。

異論はあると思いますし、勝手に思っているだけの要素ですのでご理解ください

コロナの影響でデジタル化としてWEBが進むと勉強会、講演会が減少し、転勤の必要性もなくなる可能性があります。(転勤が無いほうが家を買ったりと良いこともあるかもしれませんが)現に、講演会は演者の先生に来ていただくことが難しいためWEB開催にしています。

まとめ(筆者の考え〇〇は必要)

ここまで、色々とMRのあり方を述べましたが、今、何が求められているかを考えたとき、

MRは必要ないかもしれないが、プロパーは必要!

だという個人的な見解に達しました。

ここまで読んだのに、結論それかよ!という声が聞こえそうです 笑

昨今の状況ではガイドライン、規律を守り、他社やモニターの目に注意しながら真面目に仕事に取り組むことが求めれますが、顧客である医療従事者を楽しませ、必要な情報をしっかりと伝える事(勉強会を積極的に活用すべき!)   先生のことを人として尊敬し好きになり、どうしたら喜んでもらえるかを考え、真面目すぎる話の中にも雑談を先生から振っていただくようにする。     自分の価値を対面での面談、WEB面談でも盛り込んでいくべきだと思います。

 例えば自己紹介のスライドをはじめて面談する医師には提示する。     勉強会をする際にはお弁当のおすすめなどを聞いてみる。

ガイドラインに違反しない範囲で先生のためになること、薬を売ろうと薬の話ばかりをするのではなく、できる範囲で相手に喜んでもらうためにできることを考え実行していく姿勢が求められると思っています。

人と人とのつながりをコロナは遮断してきます。今までできたことができないことがたくさんありますが、状況はみんな同じです。必要か不要かどうかは顧客が決めることであり、デジタルと融合していく今後の世の中において、真に顧客に刺さることができるMRは生き残っていけると思っています。

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